第17講 通信添削の役割はペースメーカー

14~17講では塾について書きましたので、通信添削についても書いておきます

進研ゼミやZ会などの通信添削をやっている中学生は多いようです
「塾に行くのはまだ早いけど、通信添削くらいは始めてみようか」と
塾よりも気楽に始められるのが通信添削なのでしょう

しかし、通信添削の目的を正しく理解している人は少ないように思います
 

通信添削の目的は「ペースメーカーの役割」にあります

1人で受験勉強を進めていて困ることは
「今のペースで勉強して受験に間に合うのか」
「他の受験生はどんなペースで勉強しているのか」

正しい受験勉強のペースがわからないことです
 

そこで通信添削が役に立ちます

通信添削は年間カリキュラムが決まっていますから受験までの見通しがたちます
締め切りまでに仕上げることで勉強のペースをつかむことができるので
1人でも安心して受験勉強ができるでしょう

通信添削は勉強を教えてもらうことよりもペースメーカーの役割が大切なのです
(上位生にとって勉強を教わること自体はあまり重要ではないのは塾と同じです)
 

したがって、通信添削の最もよくない使い方は「締め切りを守らないこと」です
締め切りを守らないとペースメーカーの役割が果たされません

「自分は通信添削をやっているから大丈夫」と根拠のない安心感だけが得られて
かえって逆効果になってしまうこともよくあります
 

特に中1や中2で締め切りを守らない習慣をつけてしまうと
中3になって通信添削を中心に受験勉強をすることは難しくなります
締め切りを守れないなら、中2までは通信添削をやらないほうがよいでしょう

 

第18講 塾でも通信添削でも別に量的補完は必要 に進む
 

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