市川高校

2023年入試結果 (数字は同校ホームページより)
Vもぎ偏差値 60%70 80%73

前期 一般 定員90名 受験者1106名 合格者623名 実質倍率1.78倍

後期選抜は実施しません
 

過去5年間の合格者数と倍率

前期 (一般)
2019年 522名 1.94倍
2020年 545名 1.76倍
2021年 586名 1.50倍
2022年 481名 2.25倍
2023年 623名 1.78倍

2022年は単願推薦の定員を5名減らし、一般の定員が85名から90名に増えましたが
ふたを開けると合格者数は105名も減って、4年ぶりに倍率は2倍を超えました
私立高校の定員なんてあてにならないってことです、覚えておきましょう
23年は一転して合格者が142名も増えて1倍台の倍率に戻っています
帰国生のみ3教科、一般と単願は5教科入試です
 

さくらの主観

市川高校は2006年に共学化するまで男子校でした
高校受験では共学人気の高まりとともに人気が低迷し、高校の入試難易度は昭和秀英にも抜かれる状況でしたが、共学化とともに学校改革に力を入れて、大学実績も入試レベルも大きく向上しました

共学化一期生の卒業年(2009年春、卒業生406名)と今年(2023年春)の大学合格状況を比較すると
東大4→15、京大1→7、一橋大1→9、東工大5→17、千葉大20→35、早大113→140、慶大67→105 と軒並み上昇しています
男子校時代から私大には強かったので早慶は大幅上昇とまでは言えませんが、国立難関大の伸びは素晴らしいといえます
(数字は現浪込み、2009年は市進の受験ガイドから、2023年は同校ホームページから)

市川はここ20年ほどで、県内私立校のうち最も企業努力を見せた学校だと言ってよいでしょう
もはや男子校時代の面影はなく、まったく別の学校になったと言っても過言ではありません

上位生の立場から見れば、県千葉や県船橋と肩を並べる実績の私立高があることは大きな安心材料となるでしょう
公立に不合格になっても、大学受験でリベンジを目指せる同等レベルの私立があるということですから
(ただし入試の難易度も高くなっているので、合格にはそれなりの実力は必要ですが)

今のところ、市川は私立1番手校の中で最もめんどうみが期待できる学校です
しかしそれは「学校の方針に従わせる(勉強させられる)」ということでもあります
以前は自由放任で好き嫌いの出にくい学校でしたが、今の市川は好みが別れる学校だといえます
教育方針など十分に理解して(説明会などにも参加して)受験を決めたほうがよいでしょう

 

>>市川高校 公式ホームページ


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