第13講 検定って取ったほうがいいの?

「検定を取っておくと入試で有利になる」という話を聞いたことがあると思います

最近は英語教育の低年齢化が進んでいるようなので
中学校入学時には英検3級を持っているなんてことも珍しくないかもしれません
 

現実には英検3級程度では公立上位校ではほとんど評価されません

例えば、県立船橋高校の前期選抜では「英検2級以上等については評価する」とあります
3級はおろか、高校中級程度である準2級でも評価の対象外です
しかも「評価する」とあるだけで何点プラスされるのかは不明です
(同校の選抜・評価方法を読む限り、点数化はされないようです)
 

本来、検定は特殊技能を持っていることを証明するためのものです
英検3級は中学卒業程度なので特殊な技能とはいえません、上位校で評価されないのも当然です

だからといって、準2級や2級を目指して頑張るのも考えものです
せいぜい数点しか評価されないのに、取得のための時間と労力がかかりすぎるからです
受験生にとって勉強時間は限りある資源です
限りある資源を配点の少ないものに注ぎ込んでしまっては多くの成果は望めないでしょう

帰国子女で英語がペラペラで、少し文法を確認すれば英検2級を取れるなら取るべきでしょう
しかし、そういう技能を持っていないのなら検定で勝負する必要はないのです
 

2017年公立前期では計算問題が1問5点で30点、漢字読み書きが1問2点で18点出題されています
頑張って検定を取っても、計算をミスしたり、漢字を間違えたりすれば水の泡です
検定を持っていることよりも、計算練習や漢字練習のほうがずっと合格に寄与するのです

受験において合否の決め手になるのは学力検査の500点です
検定は部活動や生徒会活動と同じで、特別な人以外はプラスにならないと考えておきましょう
 

とはいえ、検定合格を目指して勉強することは、勉強に対する意識を高める効果があります

頑張って勉強して検定に合格すれば、高校受験も同じように頑張ろうと思えるでしょう
受験勉強に対するモチベーションを高めるという意味で検定に挑戦することはよいことです
受験勉強の妨げにならない2年生までなら、検定に挑戦することも意味があるでしょう

 

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