第12講 内申点について知っておこう
高校受験に特有なものに内申点があります
内申点とは簡単に言えば中学校の成績のことです
千葉県の公立入試では1年生から評価の対象になるので
中学校入学段階から内申点について知っておくことは重要なことです
中学校では各教科5段階評価で9教科あります
したがって、1学年の内申点は5段階×9教科=45点満点になります
千葉県では1年から3年の合計値 45点×3年=135点満点 が入試での内申点になります
公立入試の学力検査(学力試験)は500点満点なので
内申点135点と学力検査500点の合計635点満点が基本の判定方法です
(ここに2日目に行う学校設定検査(作文や面接など)の得点が加わります)
千葉県は「学力検査:内申点=3.7:1」と内申点の比率が低いので
内申点を過度に気にする必要はありませんが
入試前の持ち点として多いにこしたことはありません
気をつけておきたいのは、3年になった段階で内申点の3分の2は確定していることです
3年になって内申点を上げようと頑張っても、2年までに失った点数は取り戻せません
入学したときから、少しでも学校の成績を上げるよう意識することが大切です
また、勉強の教科も実技の教科も内申点の扱いは同じです
勉強だけでなく、実技教科も手を抜かないようにしましょう
音楽や美術を甘く見ていると後悔することになります
3年になると確定していない内申点は45点しか残っていません
入試(学力検査)では500点の持ち点があるわけですから
受験勉強は学校の勉強の10倍以上重要だということになります
また、県千葉・県船橋・東葛飾・千葉東・佐倉・小金では内申点は0.5倍されます
内申点は67.5点しかないので、ほとんど入試の得点で合否が決まるといってよいでしょう
1・2年生のうちは内申点を上げられるように学校の勉強を頑張って
3年になったら学力検査の得点を上げられるよう受験勉強を頑張るのが得策でしょう