第10講 1・2年で頑張っておきたい教科は理科と社会
高校受験で勉強の核となる教科は英語と数学です
第7講でも書きましたが
英語と数学は積み上げ型の教科なので入試に出るのは中3内容が中心です
3年でどれだけ勉強したかで勝負が決まります
1・2年で頑張っても、3年で勉強が不足すればよい結果は望めません
2年までは土台として重要であるものの、完璧にしておく必要は必ずしもないのです
中2までに頑張っておきたい教科は理科と社会です
理科と社会は学年ごとに学習内容が異なります
社会ならば大まかにいって、1年が地理、2年が歴史、3年が公民、と完全に別内容です
(今の指導要領では現代史は中3内容です、また、中学校によって進度は異なります)
もちろん1年や2年の学習内容もそのまま入試に出題されます
中3内容が出題の中心になる英語・数学とは大きな違いがあります
1・2年で習った内容は3年の授業には出てきませんから
2年までにしっかりマスターしておかないと後々困ることになります
2年までの内容を2年までにしっかり頭に入れておければ
3年になって理社の時間を英数に回すことができ、受験勉強がとても楽になります
理科と社会は「各学年で完成させる」ものだと思っていましょう
理社の勉強は長期の休みを活用するとよいでしょう
夏休みや冬休みに今まで習った単元の総復習をするのです
使う教材は学校でもらったワークでも、市販の問題集でもかまいません
長期の休みごとに繰り返し復習していけば
3年までに理科・社会は得意科目になっていることでしょう