第9講 数学は練習してできるようになろう
中学校でわからなくなる教科のナンバー1といえば数学でしょう
数学は一度わからなくなると1人でなんとかするのは難しい教科です
そこで、教えてもらおうと個別指導塾に行ってみたりするものです
もともと勉強が得意でない生徒ならばそれもよいでしょう
しかし、上位校を目指す生徒の場合は解決方法が異なります
上位生の場合、数学がわからなくなる最大の原因は練習量不足です
数学では解き方を習得するために相応の練習量を必要とします
練習量が不足すると解き方の定着が曖昧になります
数学は積み上げ型の教科ですから
曖昧な上にどんどん積み上げれば、次から次へと曖昧さが増幅されて
「わからない」という状態になります
上位生なら授業で習う段階でわからないということはないはずです
(第1講で書いたように授業の段階でわからない人は当講座の対象外です)
わかっていたはずのものが、わからなくならないように練習をしましょう
何をしたらよいかわからなければ、学校でもらったワークをやりましょう
定期考査までに3回でも4回でも繰り返し解くことが大切です
何回やればよいのかという目安はありません
数学はセンスの差が出る教科なので、定着に必要な練習量はまちまちです
自信がつくまで何回でも練習しましょう
練習量さえ確保できていれば数学がわからなくなることはありません
ワークばかりでは飽きてしまうなら、市販の問題集をやってもOKです
余裕があるなら、1ランク上の問題集に挑戦してみるのもよいでしょう
数学は教わってできるようになるものではなく
練習してできるようにするものです
新しい解き方を習ったら何回も何回も練習しましょう
何回も練習をしていれば
知らず知らずのうちに学習習慣も身につくことでしょう