第4講 勉強への原動力は「やる気」ではない
「うちの子はやる気がなくて少しも勉強しない」という話をよく耳にします
「やる気がない=勉強しない」とは、わかりやすい構図です
勉強を教えている側から言わせてもらえば
本来、勉強は楽しくないものです
楽しくないものにやる気など出なくて当然です
勉強は嫌だけど仕方なくやるものなのです
もちろん、やる気を出す方法はあります
学校説明会や文化祭に行ったり
あこがれの先輩から高校のよいところを聞いたりして志望校に好感を持てば
この高校目指して勉強を頑張ろうと思えるでしょう
しかし、そのやる気はせいぜい1週間も持てばよいほうです
やる気は長続きしないものなのです
受験勉強は中3から始めても1年間の長丁場です
短期的な効果しか持たない「やる気」だけでは、とても乗り切れません
やる気とは、ここ一番のためのカンフル剤くらいに考えておきましょう
(お父さんのユンケルやリポDと同じで「使いどころ」が大切です)
「やる気」でなければ、どうやって勉強に向かうのかといえば
それは「習慣」です
次回は「学習習慣」についてお話しします