高校受験Q&A 2017

千葉県の県立高校のうち全日制の課程の普通科は
自分の住んでいる学区および隣接する学区の高校を受験することができます

学区の詳細は千葉県教育委員会のホームページを参照ください

幕張総合、千葉女子、木更津東、普通科以外の学科、および定時制・通信制の課程は
県内のどこからも受験が可能です
 

市立高校のうち全日制の課程の普通科は
市立千葉、市立稲毛、市立松戸は市内在住者のみが
市立船橋、市立習志野、市立柏は県立高校と同様の学区割りで受験することができます
市立銚子は普通科と理数科を一括して募集する「くくり募集」で、県立高校と同様の学区割りです

普通科以外の学科、および定時制の課程は県内のどこからも受験が可能です
 

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最近は受験案内本や県教委のホームページに実物が掲載されていますので
内申書=調査書の実物を見ることは難しくありません、一度見ておくとよいでしょう
 

内申書に記載されていることがらは
教科の学習の記録(評定)、出欠、行動・特別活動・部活動の記録などで
一般に内申点として点数化されるのは「教科の学習の記録(評定)」です

評定以外の項目の扱いは高校によってまちまちですが
公立上位校ではあまり重視されません
詳しくは各高校ホームページの入試情報を参照するとよいでしょう

 

千葉県では2002年まで内申点として用いられるのは第3学年の評定だけでしたが
2003年からは第1学年から第3学年までの合計が使われることになりました

したがって内申点は 5段階評価×9教科×3年=135点満点 となります

千葉県の公立では内申書の扱いが学力検査(500点)に比べて小さいので(K=1の場合)
学力試験勝負の入試だといってよいでしょう

ただし私立の入試相談(Q5・Q6参照)では中3の2学期(2期制は後期中間)の成績を使用します
内申点を多く持っているほうが有利な学校選択ができるのは確かです
1点・2点の差を気にする必要はありませんが、授業をきちんと受けておくことは大切でしょう
 

点数以外では「欠席日数」や「行動の記録」が気になるところだと思いますが
欠席が3ケタを超えるとか、警察のお世話になったことがあるなど特殊な事情がない限り
問題にされることはないと思ってよいでしょう


2008年から公立入試では調査書の評定を修正することになっています
具体的な修正方法(県では 算式1 と呼んでいます)は、いたって単純で以下の数式によります

個人評定合計値+95-中学校評定合計平均値

もう少しわかりやすく式を書き直すと

個人評定合計値+(95-中学校評定合計平均値) となり

中学校の評定合計平均が
95点を下回った場合は加点、95点を上回った場合は減点する ということです
 

95点とは県が定めた評定合計の標準値で1教科あたりの5段階評定3.5に相当します
これは絶対評価が導入された2003年の県内公立中学校の評定平均を基準にしているようです

調査書の評定を修正する理由は
「千葉県は他県に比べて調査書の評定が高くつけられていること」
「中学校によって評定のつけ方に差があること」 の2点を是正するためとしています

 

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千葉県公立後期選抜では 調査書の評定(内申点) 学力検査の得点 のそれぞれで順位をつけ
ともに定員の80%以内にあれば原則として合格になります
(2008年から公立入試では調査書の評定を修正することになっています、詳しくはQ2を参照)
 

残った定員分は、内申点と試験の得点を総合しての評価になります
その場合、内申点と試験とのバランスは各高校ごとに決められることになっています

具体的には 内申点×K+試験の得点=総合得点 (算式2)

という式によって総合得点を計算し、得点の高い者から順に定員までが合格になります
学校ごとに決められるのはKの値と、理数科などでの傾斜配点 (数学・理科を2倍にするなど) です

Kの値は「1」の学校が大半で、上位校はすべて「1」です
この場合は内申135点+試験500点=635点満点ということになります
(ただし、内申点は算式1の修正で135点を超えることもあります)
 

Kの値が大きい学校ほど内申重視ということになりますが
多くは生徒指導に苦労している学校で、学力よりも学習意欲を重視して選抜しているといえます

前年度のKの値は受験案内本などに載っています
探しにくいですが、県教委ホームページにも入学者選抜実施要項の「付表2」に掲載されています
自分の志望校のKの値は知っておきましょう (学校や塾の先生に聞くのもよいでしょう)
 

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千葉県公立高校では2011年から前期選抜と後期選抜という募集方法になりました
後期選抜は従来の一般入試の特徴を踏襲し、全高校で同じ選抜方法となっています (Q3参照)
それに対して前期選抜は従来の特色ある入学者選抜 (特色化選抜) の特徴を踏襲しています
 

後期選抜との大きな違いは、以下の2点です

(1) 1日目は5教科の全校共通問題、2日目は各高校ごとに定めた検査を実施する
(2) 調査書、共通問題、2日目の検査をどのように評価するのかは各高校ごとに決められる

各高校ごとの裁量の部分が多いのが前期選抜の特徴だといえます
 

調査書と学力検査の比率については
「調査書の成績を順位づけしない (県千葉)」
「調査書の評定の0.5 倍と学力検査の得点の合計点を総合点とする (県船橋)」
など、一部高校では独自のものになっています

前年の「選抜・評価方法」は各高校ホームページに掲載されています
志望校のものは必ず見ておきましょう (来年度のは10月ごろに掲載されます)
 

ところで、入試が前期と後期の2回あることは受験生にとって決してプラス材料ではありません
入試が2回あると「のべ」受験者数が増え倍率が非常に高くなります
前期では大量の不合格者が出て、多くの受験生が第一志望校で不合格経験をすることになります

1度不合格になったくらいでめげていては栄冠は勝ち取れませんから、強い気持ちを持って受験に臨むようにして下さい


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一般に私立高校は入学試験の成績でほぼ合否が決まると思われているようですが
実状は学校により大きく異なります
 

千葉県内の私立高校は大きく分けて2つのパターンがあります

(1) 入学試験の成績でほとんど合否が決まる学校

(2) 12月の入試相談でほとんど合否が決まる学校
 

(1)のタイプの学校はいわゆる上位校で、私が知る限り以下の10校のみです

渋谷幕張、市川、昭和秀英、日大習志野、専大松戸、芝浦工大柏、成田、麗澤、千葉日大一、国府台女子
ただし、国府台女子は前期には入試相談があり、試験で合否が決まるのは後期のみです

この10校以外の私立高校は(2)のタイプになります
 

(1)のタイプの学校は事前に中学校と接触しなくてもそれなりのレベルの生徒が集まる学校です
倍率も高めで合否は試験の結果で決まりますから、合格するためには実力をつけるしかありません
 

入試相談については次のQ6で詳しく説明します


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入試相談とは公の決まった制度ではありません

12月中旬に中学校の先生が受験予定の生徒の成績表を持って私立高校に出向き
1人1人の合格の可能性を相談するというものです

そこで
「この生徒は大丈夫でしょう」とか 
「この生徒は入試で頑張ってもらわなくては」とか相談するわけです
(少し私の想像が入っています)

もちろん12月ですから、まだ願書も出していません
これは中学校と私立高校の裏取引 (言葉は悪いですが) ということになります
 

相談結果の扱いは私立高校によってさまざまですが
ほぼ合格が約束されたり、入試の点数に加点してくれるなど
いずれにしても非常に有利に受験できることになります
 

入試相談の基準は事前に高校から「専願○○以上、併願○○以上」などと中学校側に通知されます
(中3の2学期または後期中間考査までの成績を使用するのが一般的です)
その基準をもとに11月に三者面談が行われるのです

したがって、大半の私立高校の合否は三者面談の段階でほぼわかってしまうわけです
当然のことながら、三者面談の行われる11月までに私立受験校を決定しておく必要があります
(ただし、入試相談のない高校は三者面談終了後に受験を希望しても受験することができます)

 

入試相談は中学校側には事前に合格が読めることで浪人を出さずにすむ効果をもたらし
私立高校側には早い段階から受験生を確保するという「青田買い」の効果をもたらします

入試相談は中学校と私立高校、双方の利害が一致した結果の裏取引ということができるでしょう

あまり良いイメージは感じられないかもしれませんが、上手に使えば心強い制度になるでしょう
 

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さくらって、どんな人?

高校教諭をへて、県内大手進学塾で受験指導を担当した後
現在は公立上位校受験専門塾 さくら進学塾 を1人で運営しています

受験生を25年以上支えてきた教科・受験指導の専門家です

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